下地一発耐荷重試験 | ダンドリビス株式会社

下地一発耐荷重試験

■A・As・B・Bs・Cタイプ■

12mmサイズ15mmサイズ24mmサイズ28mmサイズ
耐荷重目安約19.5kg約20.6kg約21.8kg約25kg
最大耐荷重約98kg約103.5kg約109.2kg約124.8kg

※スリムサイズは12mmサイズのみ

下地一発を使用した場合の強度について

下地一発を使用した際の荷重は、取り付けたものを下地板だけで支えるのではなく、石膏ボートに固定した時点で、荷重がボード全体にかかるようになります。よって、耐荷重強度は下地一発A、Bおよびスリムサイズに大きな違いはなく、主に使用した下地材の硬さと取り付け物の個数、接合部材(ねじ)の引き抜き強度などで決まります。

壁への耐荷重試験条件

万能試験機 TRAPEZIUM X

下地一発A/Bタイプ(各サイズ)2個および4個使用
下地板:ラーチ合板12mm厚 W375×H320mm
ボード:9mm普通石膏ボード(クロス張り) 間柱寸法:380mm
取り付け物:手すり用金具(M3.5×40ビス3本取り付け)1個および2個
      手すり棒(タモ集成材、直径Φ35mm)
試験方法:万能試験機にて、上部試験体に取り付けた手すりの中心部に荷重をかけ、取り付け部破損による強度低下までの値を計測

手すり金具1個使用時

最大荷重:約98kgf

手すり金具2個使用時

最大荷重:約200kgf


■Eタイプ■

天井に下地一発を使用した場合、荷重は取り付け部の中心から垂直にかかるので耐荷重強度は下地板や接合部材の引き抜きによる強度などの他に、下地板の支え方も重要になります。その為、取り付けには安定のため金具4個の使用を推奨します。

<9mm用>※4個使用

耐荷重目安約19kg
最大荷重目安約95kg

<12mm用>※4個使用

耐荷重目安約27kg
最大耐荷重約135kg

下地一発Eタイプ-天井取り付け-耐荷重試験条件

<試験機>
島津製作所 AG-X 50kN

<試験方法>
試験材に取り付けた天井フック(U字)に、鉛直上向きの引張荷重を連続的に加え最大荷重に達した後、荷重が最大荷重の60%に低下するまで、又は、試験材の石膏ボードに顕著な破損が見られるまで力を加えた。

<試験材>
付属ビスを用いて下地一発を取り付けた鋼製天井下地材2本を、芯々ピッチが303mmになるよう9mm石膏ボードに固定した後、下地材(JAS認定構造用合板)を下地一発に差し込んだ。石膏ボードのオモテ面を上に向け、天井用U字フックを木ネジ4本にて石膏ボードとその下の下地板中央に対し、取り付けた。

<試験材料>※1試験体あたり
・下地一発E(9mmまたは12mm):2個または4個使用
・鋼製天井下地材JIS19形(長さ:400mm)×2本
・普通石膏ボード(横450mm×縦300mm×厚み9mm)×1枚
・JAS認定構造用合板(横275×縦250×厚みは試験材により変動)×1
・天井用U字フック×1個
・軽天ビス(石膏ボード/鋼製天井下地材締結用“若井産業 軽天一発ビス3.5×28”)×4本
・木ネジ(天井用U字フック取付け用“コンパネCO28”)×4本

下地一発Eタイプ-試験結果

<E-9mm/使用個数:2個>

最大荷重(N)変異(mm)試験材状況
1回目943.8610.73石膏ボード破損
2回目912.7910.98石膏ボード破損
3回目945.7410.98石膏ボード破損
平均934.1310.90

<E-9mm/使用個数:4個>

最大荷重(N)変異(mm)試験材状況
1回目953.5310.08石膏ボード破損
2回目955.4210.91石膏ボード破損
3回目922.0010.27石膏ボード破損
平均943.6510.42

<E-12mm/使用個数:2個>

最大荷重(N)変異(mm)試験材状況
1回目1359.0813.14石膏ボード破損
2回目1275.4111.71石膏ボード破損
3回目1361.9612.21石膏ボード破損
平均1332.1512.35

<E-12mm/使用個数:4個>

最大荷重(N)変異(mm)試験材状況
1回目1454.6611.13石膏ボード破損
2回目1512.1112.94石膏ボード破損
3回目1549.3113.34石膏ボード破損
平均1505.3612.47

■Fタイプ■

■天井下地取り付けの場合

天井に下地一発を使用した場合、荷重は取り付け部の中心から垂直にかかるので耐荷重強度は下地板や接合部材の引き抜きによる強度などの他に、下地板の支え方も重要になります。その為、取り付けには安定のため金具4個の使用を推奨します。

<9mm用>※4個使用

耐荷重目安約20kg
最大荷重目安約103kg

<12mm用>※4個使用

耐荷重目安約33kg
最大耐荷重約165kg

下地一発Fタイプ-天井取り付け-耐荷重試験条件

<試験機>
島津製作所 AG-X 50kN

<試験方法>
試験材に取り付けた天井フック(U字)に、鉛直上向きの引張荷重を連続的に加え最大荷重に達した後、荷重が最大荷重の60%に低下するまで、又は、試験材の石膏ボードに顕著な破損が見られるまで力を加えた。

<試験材>
付属ビスを用いて下地一発を取り付けた木材野縁(赤松)2本を、芯々ピッチが303mmになるよう9mm石膏ボードに固定した後、下地板(JAS認定構造用合板)を下地一発の差し込んだ。石膏ボードのオモテ面を上に向け、天井用U字フックを木ネジ4本にて石膏ボードとその下の下地板中央に対し、取り付けた。
1枚の下地板に対し、下地一発を2個使用する試験と、4個使用する試験を行った。(下地板はどちらも同一寸法)

<試験材料>※1試験体あたり
・下地一発F(9mmまたは12mm):2個または4個使用
・木材野縁(赤松 横30mm×縦40mm×長さ400mm)×2本
・普通石膏ボード(横450mm×縦300mm×厚み9mm)×1枚
・JAS認定構造用合板(横275mm×縦250mm×厚みは試験材により変動)×1
・ボードビス(石膏ボード/木材野縁締結用3.8×32)×4本
・木ネジ(天井用U字フック取付け用“コンパネCO28”)×4本

下地一発Fタイプ-天井取り付け-試験結果

<F-9mm/使用個数:2個>

最大荷重(N)変異(mm)試験材状況
1回目980.909.53石膏ボード破損
2回目1038.199.99石膏ボード破損
3回目1033.928.56石膏ボード破損
平均1017.679.36

<F-9mm/使用個数:4個>

最大荷重(N)変異(mm)試験材状況
1回目1028.0510.05石膏ボード破損
2回目1099.8710.44石膏ボード破損
3回目1071.539.77石膏ボード破損
平均1066.4810.09

<F-12mm/使用個数:2個>

最大荷重(N)変異(mm)試験材状況
1回目1682.5712.46石膏ボード破損
2回目1570.5511.51石膏ボード破損
3回目1617.5310.92石膏ボード破損
平均1623.5511.63

<F-12mm/使用個数:4個>

最大荷重(N)変異(mm)試験材状況
1回目1705.5411.39石膏ボード破損
2回目1784.5910.98石膏ボード破損
3回目1760.5810.69石膏ボード破損
平均1750.2411.02

■壁下地取り付けの場合

<9mm用>※4個使用

耐荷重目安約16kg
最大荷重目安約83kg

<12mm用>※4個使用

耐荷重目安約19kg
最大耐荷重約98kg

下地一発Fタイプ-壁取り付け-耐荷重試験条件

<試験機>
島津製作所 AG-X 50kN

<試験方法>
試験材に取り付けた木製手すりの中心に、鉛直下向きの圧縮荷重を連続的に加え最大荷重に達した後、荷重が最大荷重の50%に低下するまで、又は、変異が20mmを超えるまで力を加えた。

<試験材>
間柱(杉)2本を内寸が380mmになるよう、間柱の上下を木製足場板に固定した後、下地一発を任意の数、間柱に取付け、下地板(JAS認定構造用合板)を下地一発に差し込んだ。下地板を施工した面に対し石膏ボードを取り付け、石膏ボードのオモテ面に手すりブラケットを任意の数使用して、丸棒手すりを取り付けた。
試験体の「1枚のn下地板に対して使用する下地一発の個数」、「手すりブラケットの使用個数(1個または2個)」に違いを設け、各条件2回ずつ試験を行った。

<試験材料>※1試験体あたり
・下地一発F(9mmまたは12mm):2個または4個使用
・間柱(杉 103mm×28mm×450mm)×2本
・普通石膏ボード(横450mm×縦450mm×厚み12mm)×1枚
・JAS認定構造用合板(横375mm×縦320mm×厚みは試験体によって変動)×1枚
・手すりブラケット(横受)×1個または2個
・丸棒手すり(Φ35×270 ※ブラケット1個施工時用)×1本
・丸棒手すり(Φ35×400 ※ブラケット2個施工時用)×1本
・ボードビス(石膏ボード/木材野縁締結用3.8×32)×4本
・足場板(幅450×奥行120×厚み28 ※試験躯体上部固定用)×1枚
・足場板(幅450×奥行240×厚み28 ※試験躯体上部固定用)×1枚
・木ネジ(足場板-間柱締結用)×8本

下地一発Fタイプ-壁取り付け-試験結果

<F-9mm/使用個数:2個 ブラケット/使用個数:1個>

最大荷重(N)変異(mm)試験材状況
1回目579.5964.36石膏ボード破損
2回目780.5985.30石膏ボード破損
平均680.104.83

<F-9mm/使用個数:2個 ブラケット/使用個数:2個>

最大荷重(N)変異(mm)試験材状況
1回目1285.176.68石膏ボード破損
2回目1496.465.82石膏ボード破損
平均1390.826.25

<F-9mm/使用個数:4個 ブラケット/使用個数:1個>

最大荷重(N)変異(mm)試験材状況
1回目806.0934.55石膏ボード破損
2回目837.1354.93石膏ボード破損
平均821.614.74

<F-9mm/使用個数:4個 ブラケット/使用個数:2個>

最大荷重(N)変異(mm)試験材状況
1回目1531.56.07石膏ボード破損
2回目1267.537.29石膏ボード破損
平均1399.526.68

<F-12mm/使用個数:2個 ブラケット/使用個数:1個>

最大荷重(N)変異(mm)試験材状況
1回目781.7437.20石膏ボード破損
2回目876.8885.37石膏ボード破損
平均829.326.28

<F-12mm/使用個数:2個 ブラケット/使用個数:2個>

最大荷重(N)変異(mm)試験材状況
1回目1779.7210.02石膏ボード破損
2回目1650.68.85石膏ボード破損
平均1715.169.44

<F-12mm/使用個数:4個 ブラケット/使用個数:1個>

最大荷重(N)変異(mm)試験材状況
1回目990.1448.27石膏ボード破損
2回目949.0816.35石膏ボード破損
平均969.617.31

<F-9mm/使用個数:4個 ブラケット/使用個数:2個>

最大荷重(N)変異(mm)試験材状況
1回目2012.36.70石膏ボード破損
2回目2160.3310.74石膏ボード破損
平均2086.328.72

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